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2006年 08月 24日
こないだ、見知らぬ女性から電話がかかってきた。 その女性、私が携帯に出るなり、「こんにちは。元気? 今度、大学に来てよ」 とのたまった。 何だ、この親しげな話しっぷりは。名を名乗れ。
「今、どこにいるの? ラファ? 今度、大学に遊びにきてよ」 何だ何だ、だから、あんたは誰だ? 「誰だと思う?」 分かりません。ちょっと、ある人と大事な話をしていた時だったので、面倒くさくなり、申し訳ないが、「また今度電話して」 とつれなく切ってしまった。 その日、その後、メールをチェックしてみると、ガザの女学生のWからメールが入っていた。 「今、どこにいるの? あなたがガザに来ていると、Aさんに聞いたよ」 おお・・・Wは、一昨年、ガザの大学で会って、他の女学生とともにいろいろと話した娘だ。その日、助手をしてくれそうな学生を探しに大学に行ったのだけど、あいにくその日はその大学は「女学生の日」(その大学は、女学生の日と男子学生の日が分かれている) だったので、出直すことにした。男性の私がガザで地元の女性と行動を共にするってのは、 何かとやりにくい。やはり、基本的に男性でなくては困る。 キャンパス内では、やはり東洋人が珍しいのか、女学生に、四方八方からジロジロと眺められる。まあ、ムサい男連中に観察されるよりはいいが、女性からとは言えやはり遠巻きに一方的に観察されるばかりではなんだか悔しいので、こちらから近づいていって話しかけた。 すると、大抵の女学生は無視するか、少々恥じらいながら散ってしまうかなのだけど、中には好奇心からか、話に応じてくれる女学生もいた。で、何人かが話し始めると、今度は私も私も、とわらわらと集まってきて、私を取り囲んだ。 せっかくなので、その女学生の一団に、その時取材していたテーマについて、あれこれインタビューした。その中に、Wがいた。彼女は、ガザではなくて、カイロで育ったと言っていたが、それが影響してか、ヒジャーブで頭を覆っておらず、服装もジーンズにTシャツという、ガザとしては、ちょっとぶっとんだカッコをしており、しかもハキハキと歯切れよく話していて、とても印象に残っている。 その後、何度かメールでたわいもないやりとりなどしていたのだが、先日の電話での声を聞いても、Wだとは思わなかった。 先日のメールでWは、「私のことは忘れちゃったんだね」 などと嘆いていて、私は非常にに申しわけなく思った。そしてメールは、「私たちは皆、またあなたのようなラブリーでファニーな日本人と会いたいです」 などと結ばれていた。 ラブリーでファニー・・・うーむ、複雑。 まあとにかく、電話ではとても申し訳ない対応をしたことを侘び、そして今はエルサレムにいる旨のメールを返した。 それにしても、私がまたガザにいるということを、「Aさんに聞いた」、と彼女は書いていた。Aとは、以前書いたが、一本木恋造から、プレイボーイへと豹変してしまった友人の名だ。私の知り合いの中に、Aという名前は、彼しかいない。そして、Aが講師をする大学と、彼女の通う大学は同じだ。・・・ひょっとしてひょっとすると、Wも、彼の10人からなる 「ヨメ候補」 の一人だったりするのか? 気になったので、Aに電話してみた。 「君のヨメ候補の中に、Wって子、いる?」 返事は、「いるよ」 であった。 念のため、カイロにいた子かどうか確認してみたが、「そうだったと思う」 とのこと。 うーむむむ。確かに、Wはなかなかかわいく、しっかりもしているようだが、出で立ちがちょっとぶっとんでいて、ガザでのヨメ候補としてはどうか・・・などと余計な心配をしたが、なかなかAも10人に目をつけるだけあってストライクゾーンが広いのか? あるいは「そんなもん、結婚すれば慎ましくなる」 とタカをくくって(?)いるのか、それとも、そんなことは気にならないほどに、ぞっこんなのか。 前回のガザ滞在中、しんどい日々の中でも、Aのヨメ候補を対象とした 「ミスコン審査員」をするのを楽しみにしていたのだが、タイミングが合わないままガザを後にしたのは、大きな心残りであった。 しかも、Wもヨメ候補に含まれているとなれば、他の面子も、がぜん見てみたくなった。 侘びのメールに、またWから返事がきた。 その中には、「Aさんがあなたのことをよく話してるよ」 に始まり、Aに関する記述が続いた。うーむ、けっこう二人は既にいい仲なのか? そういえば、かつてAに聞いた本命の名前は、Wという名前だったような・・・。 ところで、そのメールは、「・・・それと、電話のことは気にしないで。ありがとう。バイバイ、ジェントルな私の友人へ」 と結ばれていた。どうやら 「ラブリーでファニーな日本人」 から、「ジェントルな友人」 へと昇格したらしい。 二人の恋路(?)がとても気になる、ファニーな日本人なのでした。
by lusin
| 2006-08-24 02:04
| パレスチナ/イスラエル
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