カテゴリ
最新の記事
以前の記事
2011年 03月 2010年 02月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 03月 2007年 01月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 フォロー中のブログ
MEDITATE ONLINE 高遠菜穂子のイラク・ホー... from ayako やんわりまったり ハムスターパゾ 今もス... ニュースの現場で考えること 写真でイスラーム 中東イベント情報 イノレコモンズのふた。 イスラムアート紀行 今日のできごと ブルーテント村とチョコレート 旅と絨毯とアフガニスタン ariphoto diary 『ウシゴコロ』 東京・高円寺カフェ&バー... リキシャで日本一周(写真... きらきらひかる 246表現者会議 ジモティーでいこう。 リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2005年 06月 14日
インドネシアに向かうべく、イスラエルを出国。
昨年末、テルアビブの空港から出国する時にえらい目にあったので、今回は陸路でヨルダンへ出国し、そこから空路で発つことに。 陸路でのイスラエル出国は、入国に比べると格段に楽だ。 それでも、やはり普通の国のように、というわけにはいかない。 ヨルダンとの国境「アレンビー橋」で、私は最初の金属探知機にひっかかった。 靴をぬぎ、ベルトも外して再度通っても引っかかったので、哀れ、別室へ・・・。 服屋の試着室がほんの少し広くなったような場所。 そこで、検査官が来るまで、30分ほど放置される。 まあ、彼らは彼らの理屈で、「母国を守るために」「セキュリティ」の仕事をしているのだから、と百歩譲ってこのような行為は認めたとしても、それでも納得いかないのが、彼らの態度。 なぜにああも常に、不機嫌そうで、無愛想で、怒っている風なのか。 「治安維持」とは、怒っていないとできないものなのか。 どんな理由であろうと、自国への「来客」の時間を奪い、取調べをし、不愉快な思いをさせているのだから、せめて、せめてもう少し愛想よくできないのだろうか。 「すいませんねえ、うちの国にもいろいろと事情がありまして、ご迷惑おかけしますが、どうぞ我慢してやってください」 てなことを言えば、印象もずいぶん違うと思うのだけれども。なにも私は、あなたたち個人を憎んだり、嫌ったりするために来てるのではないのだが、そんな態度をされると、嫌わざるを得ないよなあ。 さらに千歩譲って、まだ「容疑者」段階では、そのように扱ったとしても、晴れて「無実」が証明された後は、「ご迷惑おかけしました」のたった一言でもいいから、言えないのだろうかなあ。 大体、もうあなたたちの国から出て行くところなんだから、もうそんなに執拗に調べなくてもいいではないか。 さて、今回の別室での検査。 やってきた検査官は、無愛想とういか、無表情、無感情であった。まずは、体中を丹念に、丹念に触られる。 もちろん、気持ちのよいものではない。 その後、金属探知機が、各部を這い回る。 腕、肩、胸、腹、下腹部、ときて、その下、「大事な部分」へと探知機の先端が移動した時。 「ヴィ~~~~~」と、その機械はけたたましい音を発した。 ・・・確かにそこには「金目のモノ」がありますが、それほど大したものでは・・・などと、一人で爆笑。 が、検査官はいたって真剣、表情ひとつ変えない。ふざけてしまって、スミマセン・・・。 「ズボンを脱げ。」 彼が、無表情で告げる。 一瞬、国境の検査で全裸にさせられたという知人の体験が頭をよぎる。 おとなしくズボンを下ろす・・・涙。 これでもまだ鳴ったら、次は「パンツを脱げ」とくるんだろうなあ、勘弁してほしいなあ。 相変わらず無表情の検査官が、探知機を再度「大事な部分」へと当てる。 一体、密室で男二人が何をやっているのだろうか。幸い、今度は反応ナシ。 どうやら、探知機はズボンのジッパーに反応していたようだ。 無事に(?)無罪放免。 別室から出るとき、検査官、「OK. you can go.」 と。 目も合わせず、ぼそっと言い放つ。 ピキピキ・・・。 YOU, CAN, GO ?? それが、痛くも無い腹を探られ、きわめて不愉快な思いをさせられた相手に対する言葉の全てか?? 侘びの言葉などはなから期待はしていないが、それでもやはり、人として、他人に不愉快な思いをさせた時の対応の仕方というものが、あるだろうが。 幼稚園からやり直せ!! ・・・まあ、期待しすぎか。いつものこと、というか、今回はかなりマシな方だったではないか、とふと素になり、怒りを抑える。 が、さらに。 そばにいた検査官の同僚が、ニヤニヤしながら、 「how did you feel? 」 と・・・。温厚な私も、さすがに切れそうになる。 「F●●k!!!」 小心者の私は、心の中で中指を立てるのであった。
by lusin
| 2005-06-14 15:52
| パレスチナ/イスラエル
|
ファン申請 |
||