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2009年 07月 05日
ガザに入るとき、ハマス支配以前にはなかった荷物検査をされた。
イスラムに反するものを持ち込まないかをチェックするとのこと。 ハマスは、メディアでは 「イスラム原理主義組織」 「イスラム過激派」 などと呼ばれるが、とてもイスラムにうるさい組織だ。 2年前に政敵のファタハとの内輪揉めに勝利して以来、ガザを牛耳っている。 荷物検査では、酒や破廉恥な本などは即没収されるらしい。 面倒くさいなあ、そういうの、やめようよ・・・と思うけど、しょうがない。 もちろん、そんなものは持ち込むつもりはありません。 ・・・が、若干の気がかりなことがあった。 エルサレムのある日本人宅で、夕食をご馳走になった時に、 「ぜひガザに持っていくといい」 といただいた、 キッコーマンの醤油(1リットル)のことだ。 案の定、しかめ面の検査官の目がキラリと光り、 醤油のボトルをつまみあげた。 「これは何だ?」 用意していた言葉を返す。 「日本のソースです」 そんな説明ではちっとも疑いが晴れないらしいので、 「豆から作る。もちろん酒ではない」 と続ける。 表情は変わらない。 まったく、以前のゆるゆるの係官が恋しい。 「魚にかけたりする」 まだ晴れない。 「スシにもつける」 一向に険しい表情はゆるまない。 「すごくおいしい」 ・・・彼にはまったく関係ない。 疑いは深まる一方のようだ。 うーむ、甘く見てたなあ、もっと適当だと思ったんだが。 いちいち外国の調味料を疑ってたらきりがないと思うけど。 またどこぞのアメリカ人が酒を持ち込もうとして見つかって、 彼らの警戒心を刺激した直後だったりとか・・・? あるいは新米で気合が入りすぎてるとか。 こういう時って、どうやって説得すればいいのだろうか。 味見して確かめてもらうわけにもいかないだろうし。 にしても、にらみつけてたって、真相が分かるわけでもなし。 こう着状態が続いた。 面倒くさくなったので、ふたをあけて、匂いをかがせた。 すると検査官は、ぐおっ! と激しく表情をゆがませた。 醤油でこのリアクション・・・こちらは必死で笑いをこらえた。 やばかったかな、とも一瞬思った。 が、しばしの後、一転して彼は笑いながら 「オーケーオーケー」と。 うーむ・・・。 オーケーなのは結構ですが、いったいどういう基準なんだろうか。 敬虔な(はずの)彼は匂いで酒かどうか分かるのか? だとしたら、少なくとも酒の匂いはかいだことがあると、いうことになるけど。 ・・・まあ、いいか。
by lusin
| 2009-07-05 05:44
| パレスチナ/イスラエル
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